海外進出101

アメリカ法律情報

FLSA(Fair Labor Standards Act)について


FLSA (Fair Labor Standards Act)は雇用や給与に関する法律で、給与の平等をはじめ、最低賃金や残業代などについて規定しています。アメリカでは従業員を、Exempt(エグゼンプト)とNon-exempt(ノンエグゼンプト)の2種類に分けるのが通常です。エグゼンプトに対しては労働時間や残業代の規定から免除(エグゼンプト)することができる一方、ノンエグゼンプトに対しては、規定労働時間を超えて働いた場合などには残業手当の支払い義務が発生します(ノンエグゼンプト)。従業員がどちらのグループに属するかの判断は、雇用者が行うのではなく、法で定められている規定「エグゼンプション・テスト」によって分類されます。主には、同規定内の「主要職務(Job Duties)」と「給与(Salary Bases)」の2点によって決定されます。

近年の残業代訴訟において最も多いのが「法的にノンエグゼンプト従業員と認められる社員を、企業がエグゼンプト従業員として誤って認識し、業務に従事させていた」というミス・クラシフィケーションのケースですこのようなリスクを回避するために、規定に照らし合わせて、従業員がエグゼンプトなのか、ノンエグゼンプトなのか理解・判断することが重要です。

現在の米国連邦法では、原則週40時間を超えて働く社員には残業手当を支払うことになっています(州の雇用法により異なる場合あり)。ただ前述の通り、Salary Test(報酬条件)及びDuties Test(職務内容、権限)、加えて、Exceptions(例外)の条件をすべて満たせば、その従業員は「エグゼンプト」とみなされ、残業手当などの支払い義務は発生しません。


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